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「安全・必勝祈願祭」および「新体制・新加入選手発表記者会見」を行いました

2013年01月15日

 2013年1月15日(火)、富山市の日枝神社にて2013シーズンの「安全・必勝祈願祭」と「新体制・新加入選手発表記者会見」を行い、はじめに同神社の拝殿にてトップチームとアカデミースタッフ、フロントスタッフが参列し、2013シーズンの安全と必勝を祈願しました。そのあと新体制・新加入選手発表記者会見を開き、清原社長と安間監督、主将、新加入スタッフ・選手が出席しました。

 清原社長より「2013年シーズンのスローガンは『BREAKTHROUGH(ブレイクスルー)~心ひとつに~』。カターレには、経営の黒字化、集客数の拡大、チーム成績の向上という3つの課題がある。今年はJリーグ参加5年目の節目であり、大事な年。これまでの閉塞感を打ち破りたい。ブレイクスルーには現状を打破する、前進するという意味合いがある。今季を大きな飛躍の年にしたいと思う。まずは経営の健全化をクラブ目標とする。2012年からクラブライセンス制度が導入され、3年連続して赤字を計上した場合にはライセンスが交付されずJリーグから撤退しなければならない。2012年は赤字となる見込みなので、なにがなんでも黒字化して、富山からJリーグの灯を消さないのが我々に与えられた大きな使命だと考えている。2つめは来場者数を増やし、ホームゲーム1試合平均4000人をクリアすること。これはクラブ収入の安定にもつながる。現在、株主企業などを回り、シーズンパスをお買い上げいただけるようお願いしている。ファン、サポーター、スポンサー企業、ひいては県民のみなさまに働きかけ、1人でも多くの方に来場いただけるようにしたい。選手のためにも多くの観衆の前でプレーできるシチュエーションを整えたいと思う。北陸新幹線が2015年に富山まで開業する。その年のシーズンにはJ1昇格プレーオフに進出できるようにステップアップしたい。これを実現するために、今季は成績に関わる数字について昨年以上の結果を残さなければならない。昨季は降格の危機に直面し、チームそしてフロントが悩み、もがき苦しみながら残留を勝ち取った。今季は降格圏からの脱出を図り、可能ならば中位を目指してほしい。Jリーグの灯を消さないためには県民の1人でも多くのみなさまの協力が必要になる。私どもはチーム、フロント一体となって頑張る。カターレ富山に関わるすべてのステークホルダーの皆様に、これまで以上のご支援とご協力をお願いしたい」と述べました。

 安間監督は「2013年の指揮をとらせてもうことになりました。今までと変わらずにベストを尽くして参ります。3年後にプレーオフを目指すという社長の言葉を聞いて意欲がわいた。会議では常々、昇格争いをしたいと伝えてきた。しかし、それには戦力補強が必要であり、会社に負担がかかる。このような記者会見の場で口にすることはできなかった。今回、こうして明言してくれたことが励みになり、意欲が高まった。ただ、それはあくまでも3年後の目標であり、現場の人間にとっては1年1年が勝負。先ほど選手、スタッフには、3年後のプロジェクトにも参加できるように存在価値を高めていこうと話した。得点数や失点数も昨季を上回る成績を残し、3分割して1年目に必要な順位をとることが要求されている。驚かせるような結果で応えるために挑んでいく。補強については新加入選手にこのようなメンバーをそろえた。昨年は怪我が多く、競争の末にポジションを与えた時期が少なかった。それがチーム力の伸び率を少し下げてしまった。選手への信頼は変わらない。ただ、競争原理の必要性を改めて感じたので昨季の体験を経験とし、選手が競ってポジションを奪わなければならない状況をつくった。技術のある選手をなるべく獲得した。監督に就任した1年目は走ること、2年目の昨季は『いずれ美しく』をテーマにして地道に取り組んできた。それによって昨年9月以降、例えば森泰次郎らボールを扱える選手を起用してチームがかなり機能するようになった。それにさらに上積みをするのが狙い。続けて取り組んでいくことが大切だと考えている。偶然の勝ち、偶然の結果はない。必然性をもって期待に応えていきたい。オフザピッチでもこれまで通り地域貢献をやっていく。トップチームと地元の高校生・中学生との交流も続け、富山からよい選手が出てくるように仕掛けていきたい」と述べました。

 新スタッフの挨拶に続き、今シーズンも主将に決まった足助翔選手は「昨年は残留争いという今までにない経験をした。今年の主将はこれまでと全然意味も責任も違うと感じている。周りはカターレに対して低い評価や順位予想をしていると思うが、それを良い意味で裏切るシーズンにしたい」と意気込みを語りました。
 続いて新加入選手がそれぞれ抱負を述べ、御厨選手は「これまでに経験したこと全てを、カターレ富山のために出し切りたい」、大山選手は「早く富山とカターレに慣れ、自分の力を発揮したい」、舩津選手は「期限付き移籍で体験したことを活かし、カターレのために貢献したい」、國吉選手は「昨シーズンの辛さを経験しているので、今年は全力で撥ね退けたい」、キム・ヨングン選手は「カターレ富山でプレーできることを嬉しく思う。チームに貢献できるよう全力を尽くしたい」、ヤン・ヘジュン選手は「プロのチャンスを頂いたカターレ富山に感謝してる。最善を尽くしたい」、三根選手は「昨シーズンはあまり試合に出られなかったので、自分の力を出して貢献できるように頑張る」、松村選手は「今まで支えてくれた方々と富山のために頑張りたい」、山本選手「カターレ富山の一員として、一生懸命頑張る」と話しました。
 最後に写真撮影を行って「新体制・新加入選手記者会見」は終了しました。