チキンラーメン資料室1

チキンラーメンパッケージ
いつも手軽においしく食べている日清食品のラーメンたちにはたくさんの秘密があります。
この資料室ではブランドに隠されている秘密を大公開します。
世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」の秘密はまさしく、すべての即席めんに通じるもの。
この資料室を訪れたあなたはもうチキンラーメン物知り博士です。
 
Q1:インスタントラーメンを発明したのは誰?
 
 
日清食品創業者・安藤百福(現会長、明治43年3月5日生)が発明しま安藤百福写真した。
チキンラーメンが生まれたのは昭和33年8月25日。
戦後の焼け跡の屋台に、一杯のラーメンを求めて長い行列を作る人々の姿が脳裏から離れず、
「もっと手軽にラーメンを食べられないものだろうか」という思いから、家でおいしく手軽にたべられる
インスタントラーメンの開発にいたったのです。
 
即席めん5つの原則
これは今まで開発の基本として受け継がれている日清食品の基本原則です。

1)おいしいこと
即席めんは、ただおいしいだけでなく「また食べてみたい」と思えるような味を追求しています。
この何回でも食べたくなる味が人気のヒミツ。

2)簡単に調理できる
作るのに時間と手間がかからないことから、多くの家庭に受け入れられ食生活を改革する原動力になりました。インスタントラーメンの登場により、家事の時間と手間を節約して、ゆとりの時間の有意義な活用ができるようになりました。

3)長い間保存できる
まだ冷蔵庫が普及していない時代、「冷蔵庫に入れておかなくても常温で長い間保存できるインスタントラーメン」の登場によりそれまで中華料理店や屋台のラーメン屋でしか食べられなかったラーメンが家でも食べられるようになったのです。

4)手軽な価格
いいものにこだわりながら適正な価格であること。常に合理化に努め、値段が高すぎない努力を続けている即席めんは物価の優等生といわれています。

5)衛生的で安全
衛生的で安全であることは食べものの基本です。開発をはじめたころからずっと、原料はもちろんのこと包装材料、生産工程、流通経路のすべての段階できびしいチェックを行っています。

 
Q2:なぜお湯をかけるだけで食べられるの?
 
 

 
いまから40年以上も前、世界初のインスタントラーメンを安藤百福が開発しているとき一番苦労したのが、保存方法だったのです。味付けをした麺のうまい保存方法が見つからず困り果てていたある日、夕食の天ぷらを揚げているのを見て・・・、
[材料を熱い油におとすと水分が蒸発してコロモにたくさんの穴があく。めんも同じでは?]とひらめいたのです。
瞬間油熱乾燥法写真めんを揚げると天ぷらのコロモを同じように穴ができる。その揚げためんにお湯を注ぐとその穴から、めん全体にゆきわたって、もとの状態に戻り、おいしいラーメンに・・・・。
試行錯誤の結果、めんを油で揚げて乾燥させる「瞬間油熱乾燥法」にたどりついたのです。これこそ即席めんなんですね。
 
特許
 
チキンラーメンは「即席ラーメンの製造法」と「味付乾麺の製法」に関して合せて2つの特許をもっています。
1. 「即席ラーメンの製造法」の特許(油熱乾燥が特徴)・・・昭和34年1月出願⇒昭和37年6月12日登録
特許299524号 発明の名称:即席ラーメンの製造法
2. 「味付乾麺の製法」の特許・・・昭和33年12月出願⇒昭和37年6月12日登録
特許299525号 発明の名称:味付乾麺の製法
 



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