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姫路の漁協、期日前投票者に2000円渡す…兵庫県知事選

 18日に告示された兵庫県知事選(7月5日投開票)で、同県姫路市家島町坊勢(ぼうぜ)(坊勢島)の坊勢漁協(上村広一組合長)が、期日前投票をした有権者に2000円を渡していることが、複数の住民の証言でわかった。

 県選管や県警飾磨署は、公選法に抵触する可能性もあるとみて、事実関係の確認を始めた。上村組合長は読売新聞の取材に対し、「(証言した)住民の名前を言わなければ話をしない」としている。

 現金を受け取った住民によると、期日前投票の投票所で市選管が配っているポケットティッシュを同漁協の事務所に持参すると、2000円が渡される。ティッシュがなくても、名前と日付を書けば、現金を受け取れる。22、23日頃から始まり、期日前投票をすれば、金がもらえるという話が広まったという。

 同漁協などは、2005年1月に旧家島町で行われた姫路市との合併の意思を問う住民投票の際にも、「投票率アップを図るため」として、地域の清掃活動をした住民に1人2000円を渡して問題になっていた。

 同知事選には、ともに無所属で、新人の元明石民主商工会事務局長・田中耕太郎氏(共産推薦)と、3選を目指す現職・井戸敏三氏(自民、公明、社民推薦)が立候補している。

2009年6月26日15時22分  読売新聞)
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