ルワンダ国際平和協力業務
ルワンダ共和国 |
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コンゴ民主共和国 |
コンゴ民主共和国基礎データ(外務省ホームページへ) |
ルワンダ共和国における内戦を契機に周辺国に流出した大量の難民は、コレラ、赤痢などの蔓延により多数の死者が出るなど、極めて悲惨な状況にありました。我が国は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の要請を受け、国際平和協力法に基づく初めての「人道的な国際救援活動」への協力として、医療、防疫、給水、空輸などの分野で救援活動を行うため、1994(平成6)年9月から12月までの間、ザイール共和国(現コンゴ民主共和国)のゴマなどに、自衛隊の部隊などを派遣しました。
陸上自衛隊の部隊が行った業務
(1) 医療活動 |
手術により多くの人命を救助 |
航空自衛隊の部隊が行った業務
空輸派遣隊は、ナイロビとゴマの間でC-130H型輸送機によりルワンダ難民救援隊の隊員や補給物資などの輸送を行うとともに、能力上の余裕を活用し、UNHCRや救援活動を行っているNGOなどの要員、物資も輸送しました。10月2日から12月20日までの間、片道約1,000キロの距離をほぼ毎日、計98便運航し、延べ約3,400名(うちNGOの要員約900名)の人員、約510トン(うちUNHCRの要請に基づくもの約210トン)の貨物を輸送しました。空輸派遣隊の活動は、ゴマ空港の滑走路の状態が悪く、地上管制も必ずしも十分とはいえない中で、終始安全に行われました。 |
民間救助関係者などの "足"としても大いに活躍した |
連絡調整要員
部隊が円滑かつ効果的に活動を行えるよう、現地などにおいて部隊と関係機関との連絡、調整などを行うため、関係省庁(総理府(現内閣府)、防衛庁(現防衛省)、外務省)からナイロビとゴマに常時10名程度、延べ22名の連絡調整要員が派遣されました。 |