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 東京メトロ銀座線渋谷駅の新駅舎が3日、開業した。新たなホームは、東急百貨店3階にあった旧ホームから約130メートル東寄りの明治通りの上に移動。M字形のアーチ構造の屋根が特徴で、柱のないホーム空間は白を基調とした明るい雰囲気に仕上げられている。

 この日は始発前に開業セレモニーがあった。メトロの山村明義社長らがテープカットをした後、午前5時過ぎに浅草行きの一番列車が真新しいホームを出発した。

 新ホームの幅は旧ホームの2倍の12メートルに広がり、ホームの両側に電車が発着する方式に変わった。東京五輪・パラリンピックの開幕までには、ホームドアや地上まで直行できるエレベーターの整備も終える予定という。

 ホーム移設の作業に伴い、銀座線は先月28日から2日まで一部区間で折り返し運転を続けていた。(細沢礼輝)