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国際
【シリア騒乱】爆弾テロで国防相死亡 反体制派トップ、攻撃認める
2012.7.18 19:50
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【カイロ=大内清】内戦状態にあるシリアの首都ダマスカス中心部にある情報機関の建物で18日、大きな爆発があり、国営テレビによると、建物内で会議中だったラージハ国防相と、アサド大統領の義兄であるシャウカト軍副参謀長が死亡した。シャッアール内相の死亡も伝えられたが、国営テレビは負傷しただけと報じており、情報は錯綜している。反体制派武装組織「自由シリア軍」トップのアサアド大佐は産経新聞の取材に、アサド政権中枢を狙った攻撃だったことを認めた。昨年3月の反政府デモ発生以降、閣僚が暗殺されるのは初めて。
アサアド大佐は「政権からシリアを解放するための爆発の一つだ」と述べ、今後も同様の攻撃を続ける考えを明らかにした。自由シリア軍は、政権打倒には外国の軍事介入が不可欠だと主張してきたが、今回の事件で、首都でも大規模な攻撃を実行できるだけの能力があることを示した格好だ。
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