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ラッド豪首相、初仕事は京都議定書批准 新内閣が発足

2007年12月03日19時02分

 オーストラリア総選挙で11年ぶりに政権奪還を果たした労働党のケビン・ラッド首相(50)率いる新内閣が3日、発足した。首相は同日、初仕事として、地球温暖化防止のための京都議定書を批准した。国連に批准書が届いて90日後の来年3月に豪州は正式参加国となり、12年までに温室効果ガスを90年比で8%増に抑える義務を負う。

 ハワード政権時に批准を拒んできた保守連合も総選挙大敗を受けて批准賛成に転じており、産業界からも強い反対は出ていない。政府は再生エネルギーの比率を上げることなどで義務を達成する方針だ。

 新内閣の閣僚30人(首相と閣外相を含む)の平均年齢は47歳と、ハワード政権の51歳から若返った。女性の大臣は同国初の女性副首相ジュリア・ギラード氏(46)ら7人で、ハワード政権末期の4人から大幅に増えた。

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