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「強歩大会」参加、路上で倒れ…高2女子が死亡

 埼玉県立大宮高校(さいたま市大宮区)の行事「強歩大会」で2年の女子生徒が路上で倒れ、翌日夜に死亡したことが27日、埼玉県教育委員会などへの取材でわかった。

 埼玉県警大宮西署の調べでは、生徒は病死。同校は臨時全校集会で生徒たちに経緯を報告、県教委は全県立高校に行事の事故防止徹底を通知した。

 県教委などによると、大会は女子13キロ、男子16・5キロのコースで今月16日午前10時半に始まり、小雨の中、全学年約1170人が参加。生徒は同11時45分頃、ゴール前約1・6キロ地点で倒れ、教員が119番した。心臓マッサージや自動体外式除細動器などの救命活動が行われたが、救急搬送の際、心肺停止状態だった。

 生徒は9月に体育の授業で走っている時に倒れたが、病院の検査で異常がなかったため、保護者の同意を得て強歩大会に参加していた。同校の渡辺春美校長は「心よりおわびし、再発防止に全力で取り組む」としている。

2015年10月28日 10時08分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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