山Ｐ、全国ツアー演出は香取！最終日に“種明かし”

　歌手で俳優の山下智久（２８）が１９日、東京・代々木第一体育館で全国２０都市を回るツアーを打ち上げた。この日、同ツアーの総合演出を「ＳＭＡＰ」の香取慎吾（３６）が務めていたことが山Ｐ自身の口から明らかに。全国各地の公演にも帯同し、ダンサーのオーディションにも立ち会うほどの香取の熱意に、山Ｐは「これが本当のエンターテインメント。めちゃくちゃ感謝してます」と大いに刺激を受けた様子だった。

　ジャニーズの尊敬する大先輩の演出を直々に受け、山Ｐがステージを縦横無尽に駆け回った。ダイナミックなダンスや歌だけではなく、ステージでの生着替えなど趣向を凝らした大胆なステージで何度もファンを驚かせた。アンコールには“種明かし”とばかりに香取もステージに登場し、後輩とともにファンに感謝した。

　ＳＭＡＰのコンサートの構成を毎回手がけている香取だが、ほかのアーティストのステージを演出するのは初めてのことだ。「僕から『教えてほしい』とお願いしました」と山Ｐ。９月からチームを立ち上げ、この日まで秘密にプロジェクトを進めてきた。山Ｐは「子供から大人まで楽しめる要素が詰まってる。これこそがエンターテインメント」と、すっかり香取演出に魅了された様子だ。

　その名演出ぶりは、山Ｐも舌を巻くほどだったという。企画、発案だけではなくオーディションにも一から立ち会い、ステージを作り上げてきた。ツアー初日、１０月５日の長崎など、約２か月半のツアーに足を運ぶこと５度。裏方業に徹した。香取はレコード会社を通じ「山Ｐファンのみなさまが、彼のことをさらに愛してもらえるように頑張りました！　今まで以上に彼の輝きを少しでも感じてもらえたらうれしいです」とコメントを寄せた。

　先輩の力強い後押しに、山Ｐも刺激を受けた様子。「自分も長くやってきたつもりだったけど、まだまだ知らないことがあった。『ステージの主であれ。自分が主役だってことを忘れるな』とダメ出しを受けて、本当に勉強になりました。感謝してます」と真剣なまなざしで語った。来年の抱負を聞かれると「またコンサートがやりたい」とキッパリ。香取のプロ意識を目の当たりにしたことで、さらにアーティストとして磨きをかけたようだ。

　◆「たいＰ」も登場　〇…コンサートの終盤には、「Ｋｉｓ―Ｍｙ―Ｆｔ２」の藤ケ谷太輔（２６）がサプライズで登場。ファンからは「たいぴー」というニックネームで親しまれており、山Ｐとの“ＰＰ”コラボに会場は大盛り上がりだった。年末年始の予定についても語り「クリスマスはキスマイの北山と食事をする約束しちゃった」と、思わぬ“パートナー”の存在を告白していた。この日のステージの模様は来年４月にＤＶＤ化される予定だ。