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クエリ検索: "エレファンツ"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 和田 崇
    E-journal GEO
    2023年 18 巻 2 号 380-399
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/09/21
    ジャーナル フリー

    本研究は,2030年冬季五輪の招致を目指す北海道札幌市を事例に,Müller and Gaffney(2018)が提起したスポーツ・メガイベントの評価項目を用いて,五輪招致の推進派の説明と反対派の主張を比較分析した.その結果,推進派も反対派もその主体や活動が札幌市だけのローカルレベルにとどまらず,東京を中心とするナショナルレベルの組織,さらに欧米を中心とするグローバルレベルの組織と結びつき,各派でグローバルに共有される論理や戦略が導入されていることが確認できた.そのこともあり,札幌市における推進派の説明と反対派の主張は過去の五輪開催都市や立候補都市のそれと類似しており,推進派は五輪が市民に夢と希望を提供し,都市再開発と地域経済・観光集客の活性化に結びつくと説明し,反対派は国際オリンピック委員会(IOC)と五輪の祝賀資本主義的体質を批判し,市民生活に直結する政策の優先実施と招致決定過程への住民参加を求めていた.

  • 田中 正之
    動物心理学研究
    2016年 66 巻 1 号 53-57
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/06/27
    [早期公開] 公開日: 2016/06/19
    ジャーナル フリー
    Kyoto City Zoo has collaborated with the Wildlife Research Center of Kyoto University according to the partnership agreement on research and education in wildlife conservation since 2008. As a result of this collaboration, Kyoto City Zoo has established a new section, the "Center for Research and Education of Wildlife," to further promote research and education in the zoo. We have continued to run the "Exhibition of Intelligence" for more than seven years, with four species of primates: chimpanzees, western gorillas, white-handed gibbons, and mandrills. We have also observed various types of behaviors in giraffes, red pandas, Brazilian tapirs, and Humboldt penguins to understand the behaviors in each species. In November 2014, four Asian elephants were given to our zoo by Lao P. D. R. We have used this great opportunity to start various types of research on the elephants, collaborating with many university researchers. We also promote environmental education using this theme. I introduce the activities of research and education in the zoo from the perspective of the "four roles of modern zoos."
  • スポーツを通じた開発援助とスポーツ労働移民
    石原 豊一
    アフリカ研究
    2011年 2011 巻 79 号 1-11
    発行日: 2011/12/31
    公開日: 2014/01/25
    ジャーナル フリー
    近年開発援助としての途上国へのスポーツ普及という新たなかたちでスポーツの拡大が起こっている。先進国からの援助の一環として実施されたスポーツの普及活動は,ある意味では途上国の人々に富へのツールとしてのスポーツの技能を身につけさせることになる。
    その一方で,近年,周辺各国のリーグが先進国のトッププロリーグへの人材供給地としての役割を担うようになり,トップリーグによる選手獲得網が地球規模で拡大していくという流れにより,グローバル化したスポーツにとって,アフリカは新たな労働力貯水池となりつつある。
    本稿においては,一人のアフリカ人プロ野球選手の例を提示し,スポーツ労働移民の形態がグローバル化の加速度的な進展のなかで変容を遂げ,既存の枠組みでは収まらなくなってきていることを分析する。そこでは,競技レベルの決して高くない選手がスポーツ労働移民として日本へやってきた要因として,スポーツによる開発援助とプロスポーツにおける選手獲得網のグローバルな拡大を指摘する。こうして,現在において人の移動が単一の要因だけには求められなくなってきていることを論証する。
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