寺田前最高裁長官に桐花大綬章=市村正親さんら旭日小綬章-春の叙勲
2019年05月21日05時13分
政府は21日付で、春の叙勲受章者4225人を発表した。桐花大綬章は寺田逸郎前最高裁長官(71)が受章。旭日大綬章は亀井静香元金融担当相(82)、元JFEホールディングス社長でNHK経営委員長も務めた数土文夫氏(78)ら8人が選ばれた。女性受章者は401人で、初めて400人を超えた。発令は同日付。
旭日大綬章を贈られたのはこの他、木内道祥前最高裁判事(71)、木村恵司元三菱地所社長(72)、木村康・元JX日鉱日石エネルギー(現JXTGエネルギー)社長(71)、笹川陽平日本財団会長(80)、原恒雄前人事院総裁(75)、山岡賢次元国家公安委員長(76)。瑞宝大綬章は白井克彦元早稲田大総長(79)が受章した。
文化・芸術分野では俳優の市村正親さん(70)、「泥の河」「眠る男」で知られる映画監督の小栗康平さん(73)、ジャズ・トランペット演奏家の日野皓正さん(76)が旭日小綬章に選ばれた。
受章者の内訳は大綬章10人、重光章52人、中綬章356人、小綬章906人、双光章1573人、単光章1328人。民間分野の受章者は1984人(46.9%)で、人数、割合とも過去最高となった。
外国人叙勲は61の国・地域の142人が選出された。米国のアシュトン・カーター元国防長官(64)、エチオピアのハイレマリアム・デサレン前首相(53)、ウィリアム・レイシー・スウィング前国際移住機関(IOM)事務局長(84)ら14人が旭日大綬章を受章した。
大綬章の親授式と重光章の伝達式は23日に皇居で、中綬章以下の伝達式は24~31日に関係府省庁で実施される。