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弘前・朝陽小で150周年記念運動会

【写真説明】卒業生らから受け取った聖火を運ぶ児童代表

 今年で創立150周年を迎える弘前市の朝陽小学校(山本正弘校長)は27日、同校校庭で記念大運動会を行った。青空の下、全校児童157人は元気いっぱいに150周年にちなんだ種目などに挑み、応援席からは保護者らが大きな声援を送った。
 1873年10月、市で最初の小学校「一番小学」として創立。150周年の記念事業として、マスコットキャラクターのほか、運動会の優勝旗、ねぷたの前灯籠などを制作した。マスコットキャラクターは2月、児童から寄せられたデザイン案125点の中から、5年の田中沙花(さあや)さんの頭に岩木山をかぶった「いわくん」、校歌の歌詞にちなみ梅の花をのせた「うめちゃん」に決定した。前灯籠は5月上旬、1~3年生がマスコットキャラクターをモチーフに2台を制作した。
 「150年の歴史をつなぐ朝陽の子 未来へ届け みんなの笑顔」をテーマとした運動会。マスコットキャラクターをあしらい、朝日をイメージしたオレンジ色のTシャツを着用した児童たちが、前灯籠と一緒に入場。続いて、歴史をつなぐ意味を込め、同校卒業生と児童代表による聖火リレーが行われ、火を使わない手作りのトーチを運び、児童2人が聖火台に点火した。
 開会式では山本校長が「新型コロナウイルス禍の3年間、制限の中でつないできた先輩たちの思いも胸に、新たな歴史を刻む運動会にしてほしい。皆さんの熱戦を期待している」とあいさつ。6年の佐々木花葉さんが「力を合わせ一致団結し、正々堂々戦う」と力強く誓いの言葉を述べ、児童が大きな声で運動会の歌を歌った。
 運動会では、応援合戦のほか、徒競走、赤白対抗リレー、玉入れなどが行われた。150周年にちなんだ種目では、2年生が山本校長が選んだマスコットキャラクターなどを当てる障害物競走に挑戦した。校庭には終始、子どもたちの元気な声と保護者らの声援が響いた。
 閉会式では勝利した赤組に、72年ぶりに新調した優勝旗が授与された。

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