新幹線の「安全神話」・・・メンテンスと運行管理がつくりだす=中国メディア
サーチナ 3月4日(水)6時37分配信
安全性の高さから「安全神話」と評される日本の新幹線。中国メディアの北京日報は2月28日、東海道新幹線は1964年の開業以来、衝突や脱線などによって乗客が死亡する事故は1度も起きていないと伝え、日本の新幹線の安全性を称える記事を掲載した。
記事は、宮城県にある新幹線総合車両センターを取材で訪れたことを紹介し、新幹線の車両は一定の時間または距離の運行の後に車両センターでメンテナンスが行われることを伝えた。
続けて、運行2日間ごとに車輪やブレーキなどの検査が行われ、運行30日間もしくは走行3万キロメートルに達する前に車両内部の電気設備などの点検が行われると伝え、運行36カ月もしくは走行120万キロメートルに達する前には車両から機器類などを取り外したうえで検査・修繕を行っていると紹介した。
続けて、2004年に発生した新潟県中越地震の際、新幹線が初めて脱線事故を起こしたことを紹介する一方、その後はすべての車両に脱線を防ぐ装置や工夫が施される決定が下されたと伝え、「ここから新幹線が安全性をいかに重視しているかが見て取れる」と報じた。
また記事は、新幹線の正確な「運行スケジュール」は先進的な管理システムおよび企業文化と切り離して考えることが出来ないものと指摘し、走行中の新幹線の各種データは新幹線総合指令所に伝えられ、指令所のスタッフが正確な指令を出して突発的な状況に対応していると紹介した。
さらに、JR東日本の関係者の話として「日本の鉄道会社では新入社員に対して“いかに正確に運行するか”を教えこむ」と伝え、これこそ日本の鉄道会社の企業文化であると紹介。また、新幹線の遅延はわずかな時間であってもメディアにニュースとして取り上げられる可能性があると指摘し、「こうした無形の圧力が現場のスタッフに適度な緊張感をもたらしている」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Jaroonrat Vitoosuwan/123RF.COM)
最終更新:3月20日(金)8時53分
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