前回も話したけど

六本木でやってたネタは
一般には受けない

テレビを見ているのは
一般の人だ

いまなら
それに合わせて
ネタを
使い分けることができるが

なにせ
ビジーフォーをはじめてから
三年もたっていない

勢いだけでここまで来たのだ

そのころ

最初の頃のが面白かった
という意見が多かったが

それは
最初だからの勢いであって

時間がたてば

あとは
頭で考えていくしかない


いかんせん
経験が足りなかった

いまは亡き
渡辺晋社長には

君たちは
次のドリフだ

と言ってはもらえてたのだが


勢いはどんどん落ちていった

そのうち

ウガンダが
1人でやりたいと言い出した

ウガンダはそのころ、個人的に
けっこう人気があった

彼が
そう思ったとしても仕方がない

別のドラムを入れてやろう

という意見もあったが


リーダーの島田さんが

ウガンダが
いないなら
やめようと言った

俺も裕三も
それに納得した


ビジーフォーは解散した