携帯液晶ゲーム「たまごっち」(バンダイ)が、誕生から12年で初めてカラー液晶化されることが25日、明らかになった。11月22日発売の「たまごっちプラスカラー」で、1.52インチのTFTカラー液晶を搭載する。ホワイト、ブラックなど全7色で5040円。今年度末までに20万個の販売を予定している。
「たまごっち」は、液晶画面の中でデジタルペットを飼育するゲーム。1996年11月23日に初代が発売され、社会現象化するほどの人気を集めた。98年にいったん販売を終了したが、04年に赤外線通信機能を搭載した「たまごっちプラス」で復活。携帯電話との通信機能を付けた「祝ケータイかいツー!たまごっちプラス」など、08年6月まで全世界で累計7400万個以上を売り上げた。また、07年12月には劇場版アニメも公開され70万人を動員した。
たまごっちプラスカラーは、季節や天気の演出を追加したほか、風呂に入れないと汚れたり、アイテムを使うと体の色が変化するなど、カラーならではの機能を加えた。部屋のリフォームや、庭でアイテムの実がなる「ウキウキの木」を育てることもできる。液晶にバックライトをつけたため、電源を従来のボタン電池から単4乾電池2本に変更、1日2時間の使用で約1カ月遊べる。
また、ダンスユニットのEXILEとコラボレーションし、7人のメンバーがゲーム中に登場する「エグモっち」も、11月29日から開かれるドームツアーの会場やファンクラブサイトで販売する。今後は、マクドナルドとのコラボレーションも予定されているという。【立山夏行】
2008年9月25日