2019年8月2日
自民党 前副総裁 高村正彦さん
高村さんのランチは食堂一筋!
2019年8月2日
参議院選挙後のお昼どき。
自民党本部6階に、前副総裁の高村正彦さん(77)を訪ねました。
高村さんは、おととし衆議院議員を引退しました。その後も、去年10月までは歴代最長の副総裁として、そして退任後は、憲法改正推進本部の最高顧問として、毎日、党本部に出勤しているんです。
「現役の国会議員から憲法改正について相談を受けるのが私の仕事。相談を受けるのに、どこにいるのか分からないんじゃ申し訳ないから、なるべく党本部にいるようにしているんだ」
ランチは党本部9階にある食堂からの出前です。食堂の定食は、日替わりが3種類。
実は高村さん、7年近く、ランチは食堂からの出前を続けています。
この日は「エビフライと串カツ」の定食を選びました。ライスは控えめに、お茶わん4分の1です。必ず納豆を付けるのが高村さん流。副菜に「ほうれん草のピーナッツ和え」も追加して、締めて690円です。
食堂のランチは、バランスはいいようですが、7年も食べ続けていたら、飽きませんか。
「日替わりがあるので飽きるってことはないよ。まずい物を食べないという信念は持っているけど、あんまりこだわりもないし、要求水準も高くない」
「副総裁に就任した時に『食堂のおかずはいいけど、米がおいしくない』とぼやいたら、それが食堂の経営者に伝わったらしくて、お米もおいしくなったから不満はないよ」
と話しながら、高村さん、みそ汁に納豆を入れました。え!?
「当初、食堂の米がおいしくなかったから、納豆をごはんにのせずに、みそ汁に入れてみたんだ。けがの功名で、おいしいでしょ」
私も試してみましたが、うーん、意見が分かれる味かもしれません。
食事が終わると、野菜ジュースが運び込まれました。
「納豆も野菜ジュースも特にうまいとは思わないけど、体にいいことを1日に1度ぐらいしようと思って、飲める時には飲んでいるんだ」
何でも食べるのが健康のもとだという高村さん。
実は少林寺拳法5段の武闘派です。
国会内にあるトレーニング施設に通った回数は4000回以上。歴代1位の記録を更新し続けているそうで、元プロレスラーの馳浩衆議院議員をプロレス技で締め上げたという逸話もあります。
「子どもの時から相撲や取っ組み合いが好きで、取っ組み合いは政治に通じるものもあるよね。人間対人間。1人でやるものじゃない」
「憲法改正は、現時点で安倍総裁に頼まれている唯一の仕事だから、しっかり取り組みます」
参議院選挙の結果、いわゆる改憲勢力が3分の2の議席を割り込んでいます。さて、どういう技を使うのか。取っ組み合い、は無いと思いますが、安倍総理の「知恵袋」とも言われる高村さんの動きに注目ですね。
ごちそうさまでした。