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  • 18歳以上で初の住民投票 合併で秋田県岩城町

     18歳、19歳の未成年者と永住外国人も参加して合併先を二者択一で選ぶ秋田県岩城町(加藤鉱一町長)の住民投票は29日投票、即日開票され、「本荘市とその周辺」が2724票で、1626票の「秋田市とその周辺」を上回った。  注目された未成年者の投票率は66・4%で99人が投票。全体の投票率は81・2%だった。  加藤町長は投票終了後に記者会見し、未成年者の投票について「非常に高い投票率だ。18歳、19歳が町の将来を判断した」と高く評価。「軸足は定まったが合併はこれからだ」として、今後、本荘市と周辺の由利町など6町と合併協議会設立に向けた話し合いを進める。  18歳以上の未成年者も参加できる住民投票では、愛知県高浜市が「常設型」の住民投票条例を設置しているが、実施したのは岩城町が全国で初めて。投票当日の有権者数は5427人で、このうち未成年者は149人、永住外国人は2人だった。  岩城町は南側を本荘市と、北側を秋田市と接しており、多数の住民が秋田、本荘両市に通勤。また同町には高校がないため、両市とその周辺にある高校に大半の生徒が通学するなど密接なつながりがある。
      【共同通信】