飛行訓練の内容は編隊飛行など多岐に渡っているが、中でも事業用操縦士資格取得の必須課題である計器飛行の訓練が面白い。計器飛行とは文字通りコクピット内の各種計器だけで状況を判断して飛行することで、事業用操縦士資格では最低10時間以上の計器飛行と、それを証明する書類提出を義務付けている。写真を見ると、学生が座る後部コクピットに白い蛇腹があるのが分かる。これは計器飛行訓練中に学生が“つい外を見てしまう”のを防ぐ目隠し用のカーテンである。