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景色魅力の観光列車 べるもんた運行開始、富山
JR西日本は10日、富山県西部を南北に走る城端線、氷見線で観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール(愛称べるもんた)」の運行を始めた。新幹線で訪れる県外観光客の呼び込みを狙う。
北陸新幹線と接続する新高岡駅(同県高岡市)で開いた出発式で、同社の野中雅志金沢支社長は「広域観光や周遊観光に寄与したい」と期待感を表明し、一番列車を拍手で見送った。
大阪府東大阪市から訪れた会社員、浜屋心さん(23)は「氷見線は海沿いの景色がきれいなので楽しみ。初日に乗れてうれしい」と笑顔を見せた。
「走るギャラリー」を車両コンセプトとし、北アルプス立山連峰や富山湾の景観を絵画のように楽しんでもらおうと、窓枠を額縁風に装飾した。
富山湾の新鮮な魚を職人が列車内で握るすしや、地酒を提供する有料サービスも用意した。全席指定。土曜日は氷見線、日曜日は城端線で1日2往復運行する。