2007年11月03日 更新

横浜“リタイア1号”は寺原…右足ねんざで緊急帰京の可能性

 横浜・寺原隼人投手(24)が2日、沖縄・宜野湾での秋季キャンプで、右足をねんざ。3日にも、緊急帰京する可能性がでてきた。チーム最多の12勝をあげた右腕が、秋の“リタイア1号”になってしまった。

 サブグラウンドでの特守の最中だった。打球を追った際、右足首に異変を感じた寺原は倒れ込み、片平バッテリーコーチ補佐に背負われて、球場に隣接する宿舎へ戻っていった。升永チーフトレーナーは「ねんざですね。重度かどうかはわからない。きょうは病院へはいかず、冷やして様子を見ます」と話した。

 ソフトバンクから移籍1年目の今季は、唯一先発ローテを守りきり、チーム最多の12勝をあげた。来季もエース級の期待をされており、今キャンプでは、強化指定選手に指名された。

 アクシデントに大矢監督は「あまり心配しないで。大丈夫みたいだけれど、ダメだったら、沖縄から帰すことも考えます」と、緊急帰京することも示唆した。寺原は「何でこんな場面で、というところで、やってしまいました。明日(3日)以降は今後は様子を見てということになると思います。できればここでウエートなどをしたいです」と話した。一刻も早い回復が待たれる。

(山下千穂)