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オバマ外交「カーター氏そっくりの弱腰」と保守派論客

 【ワシントン=黒瀬悦成】米保守派の論客として知られるニュート・ギングリッチ元下院議長(65)(共和党)は17日、ワシントン市内で演説し、オバマ政権の外交政策について、冷戦下でソ連への弱腰姿勢により米国の国際的立場を弱めたとの評価が定着しているカーター元大統領に「あきれるほどよく似ている」と、痛烈に批判した。

 ギングリッチ氏は、ソマリアの海賊問題に関し、オバマ政権は、より強硬な姿勢を取るべきだと主張。「弱小な海賊にすら対処できないようでは、(北朝鮮の)金正日やイランを勢いづけ、一層危険な国際状況を作り出すことになる」と指摘し、オバマ政権の政策が実際に「カーター的な」道をたどっていると強調した。

 ギングリッチ氏は1995年に下院議長に就任。新議会開会から100日以内に共和党が公約していた減税や財政均衡に関する主要法案を次々と成立させる「保守革命」の立役者となった。

 99年に議長を辞任後は、政治評論家などとして活躍、2012年の共和党大統領候補にも取りざたされている。

2009年4月18日10時42分  読売新聞)
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