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路線バス 実験的に運行へ 三方五湖 周辺1周 来月3日から土日祝

2021年10月28日 05時00分 (10月28日 10時06分更新)

三方五湖エリアを一周する「ゴコイチバス」=三方五湖エリア全体協議会提供


 敦賀駅と美浜駅発着

 県、美浜町、若狭町などでつくる三方五湖エリア全体協議会は、JR敦賀駅と美浜駅を発着し、三方五湖周辺を一周する路線バス「ゴコイチバス」を十一月三日から土日祝日に実験的に運行する。二〇二四年春の北陸新幹線県内開業を前に、三方五湖エリアへ観光客を呼び込む態勢を検証する。十二月二十六日まで。
 三方五湖エリアではJR小浜線の各駅から観光地までを結ぶ公共交通が課題とされる。同エリアには現在両町のコミュニティバスが運行されているが、朝夕を中心としたダイヤで観光客の利用は想定されておらず、マイカー以外での周遊が難しい状態となっている。
 ゴコイチバスは日中を中心に一日あたり敦賀駅発着が三便、美浜駅発着が六便。美浜町の園芸LABOの丘や若狭町のレインボーライン山頂公園、縄文ロマンパークなどを巡る。二日間乗り放題券があり、敦賀駅発着で大人二千円、子ども(六歳から十一歳)千円、美浜駅発着で大人千二百円、子ども六百円。大人千円、子ども五百円を追加で支払うことで、山頂公園や若狭町の県年縞博物館・若狭三方縄文博物館の入場券をセットで購入できる。担当者は「バスを利用したのんびり旅を楽しんでほしい」と利用を呼び掛ける。実証実験の結果をもとにルートやダイヤを検討し、本格運行につなげる。 (林侑太郎)

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