イーストスタッド、種牡馬マジェスティックウォリアー導入へ
2015年9月17日6時0分 スポーツ報知
世界的名馬エーピーインディの子が日本へ―。イーストスタッド(北海道浦河町)が種牡馬マジェスティックウォリアー(牡10歳、父エーピーインディ)を導入することが16日、分かった。
同馬は米G1・ホープフルSの勝ち馬。世界トップクラスの種牡馬を集めることで知られるクールモアグループが米国でけい養している。初年度産駒からケンタッキーオークス馬プリンセスオブシルマーが出て注目を集めた。日本でもベストウォーリアが14年南部杯・G1など重賞4勝を挙げている。15年の種付け料は1万7500ドル(約210万円)。
導入を手がけたサイアーエージェントの竹内啓安氏は20年以上のキャリアを生かし競馬コンサルティング業務や繁殖牝馬の生産・購入など、グローバルホースマンとして活躍中。「競馬界の博士」の愛称で知られる。種牡馬ビジネスでは昨年のダンカークに続き大物の導入に成功した。
竹内氏は「度重なる交渉の末、貴重なエーピーインディの子を日本に持って来ることができました。この系統はタピットがアメリカで30万ドル(約3600万円)の種付け料を取る程の人気で、産駒を手に入れるのも難しい状態。制約なく幅広い配合が可能なので、馬産地でも人気を博すと思います。日高の生産地を元気にするためにも、ぜひとも成功させたいですね」と意気込みを語った。