北方領土方面に漂流の可能性も 知床の事故、海保がロシアに協力要請
北海道斜里町の知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が行方不明となった事故で、海上保安庁は25日、ロシアが実効支配する北方領土の周辺でも行方不明者の捜索にあたる可能性があることを、ロシア側に伝えた。海保によると、潮の流れから北方領土方面に漂流する可能性があるためで、ロシア側も了承しているという。
今回の事故では、これまでに11人が見つかり、いずれも死亡が確認されている。このうち、24日午前に救助された10人は、知床岬周辺で発見。24日夜には子どもが1人見つかったが、場所は知床岬から東へ約14・5キロ離れた海上で、東方にある国後島に近づいていた。
海保によると、ロシア側とは国際条約に基づき、海難救助をめぐる協定を締結。「両国の海難救助機関は、できる限り必要な援助を与える」と定めている。
この協定に基づき、海保はす…
- 【視点】
日本人の元島民や子孫らが北方領土を訪ねる「ビザなし交流」の同行取材で、船で択捉島へ二度行ったことがあります。二度目は最初より大きな船(いまの専用船「えとぴりか」、1124トン)でしたが、根室から国後水道を抜ける所で結構揺れました。穏やかな海
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