発行日 : 2010年02月12日

「地球環境」の交信・共創の場を目指して、SHIRASE第2の船出

~ 2月10日(水)海上自衛隊横須賀地方総監部にて引渡し ~

株式会社ウェザーニューズは、長年にわたり南極観測、地球環境の観測に貢献してきた砕氷艦・先代「しらせ」を日本の貴重な資産と考え、気候変動・地球環境をグローバルに広く交信・共創する実践の場“SHIRASE”として、新たなテーマをもった生きた存在として再生していきます。

 2月10日(水)には、新たな船出に向けて出港する“SHIRASE”の引渡しが、海上自衛隊横須賀地方総監部にて行われました。引き渡しには、海上自衛隊、文部科学省、しらせOBの方々、当社社員など150人が参加し、先代「しらせ」のこれまでの功績への感謝と新たなる船出を祝しました。
 海上自衛隊の畑田実氏(横須賀地方総監部幕僚長)からは「新たな船出は関係者の一人として嬉しい。娘をとつがせるような気分です」という挨拶に続き、文部科学省の丸山修一氏(研究開発局海洋地球課長補佐)からは「活用に向けた思いをぜひ実現していただき、ウェザーニューズのもと“しらせ”がますます進化することを願います」というお話をいただきました。
 当社の石橋博良(代表取締役会長)は、「愛情を注いでこられた方々の思いをひしひしと受けとめ、オールジャパンで環境のシンボルとして世界に発信していきたい」と挨拶しました。
 先代「しらせ」は、海上自衛隊横須賀音楽隊の心のこもった演奏の中、集まった皆さんに見送られて横須賀を出港しました。
 SHIRASEを「地球環境」の交信・共創の場とするべく準備を進めますので、関心のある多くの皆さんの参加をお待ちしております。

■今後のSHIRASEの予定 ※予定は諸事情により変更する場合があります。

2月10日(水) 海上自衛隊横須賀総監部から引き渡し
三菱重工業本牧工場にて船体の検査、必要箇所の補修・修理
<神奈川県横浜市中区錦町1>
3月下旬頃 船橋港に曳航・着桟
<千葉県船橋市高瀬京葉食品コンビナート岸壁>
5月2日(予定) グランドオープン

 SHIRASEは、生きた存在として存続させることを目指し、固定するのではなく、一定の条件のもと、港に係留します。係留場所は、首都圏に近く当社のグローバルセンターがある千葉県を予定しています。今後、当面の間は、船橋港(船橋市高瀬京葉食品コンビナート岸壁)に係留する予定です。その後は、千葉港や幕張沖などへの移動も検討しています。いずれの場合も、今後、県、市、港湾関係者とともに、実現に向けた詳細を検討していきたいと考えていきます。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に31の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
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