【動画】NGT48 常設劇場10日オープン=永田篤史撮影
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 アイドルグループ「AKB48」の新潟版「NGT48」の常設劇場が10日、新潟市中央区にオープンする。東京・秋葉原を拠点とするAKB48の地方の姉妹グループとしては4番目。すでに全国的に知られるご当地アイドルがいる新潟に、注目が集まっている。

 9日午前、商業施設「ラブラ2」の4階にある劇場の入り口で、篠田昭市長(67)も出席してオープニングセレモニーが開かれた。NGT48の北原里英キャプテン(24)は「劇場とNGT48が新潟県全体、そして日本全国から愛されるようにこれから頑張っていきたい。新潟の新しい名物になればいいなと思っています」と話した。

 劇場は、JR新潟駅から徒歩約10分。関東や関西地方と行き来する高速バスの乗り場が近くにあり、交通の便が良い。

 昨年12月、劇場近くのファストフード店であったNGTとのコラボ商品の発売イベントには、抽選を突破したファンら約100人が駆け付けた。一番乗りでメンバーから商品を受け取った市内の会社員の女性(22)は「仕事のために移住してきたが、AKBグループが好きなので、本当によかった」と喜んだ。

 NGT48が結成されたのは昨年夏。SKE48(名古屋市)、NMB48(大阪市)、HKT48(福岡市)に続く国内4番目の地方グループだ。CDデビューはまだだが、イベントでは、信濃川やコシヒカリといった新潟の名所や名物を歌詞におり込んだ曲「NGT48」や、姉妹グループの曲を歌う。

■県外出身のメンバー、「新潟愛」アピール

 メンバーは26人で、うち新潟県出身は12人しかいない。すでにAKBグループで活躍していた北原キャプテンらを除き、オーディションで選ばれた22人は約266倍の倍率を勝ち抜いた。AKBグループのオーディションの落選者が再挑戦したこともあり、姉妹グループと比べると県内出身者の比率は低い方だ。