ここから本文エリア

現在位置:asahi.comマイタウン大阪> 記事

橋下知事、「赤字回避宣言」を撤回

2009年10月29日

 橋下知事は28日の記者会見で、府が11年ぶりに赤字を回避したと宣言した今年度の一般会計予算について「いい加減な公会計制度の下での赤字からの脱却」と述べ、事実上撤回した。府の一般会計が6基金から借りている約1500億円が予算書に計上されていないためで、知事は「財政的に粉飾してきたと思う」と話した。

 基金からの借入金について知事は「いつ返すのか決まっていない。これは借り入れじゃなくて使い込み」と批判。府以外にも同様に基金から借り入れている自治体があるとして「基金から借り入れて、何とか(財政上の)数字を合わせている。ぼくが予算書を読んでもわからない。真実の数字に基づいた会計制度にしないといけない」と主張した。近く原口一博総務相に「総務省の財務諸表に対する考え方を改めてほしい」と要望するという。

PR情報
朝日新聞購読のご案内

ここから広告です

広告終わり

マイタウン地域情報

ここから広告です

広告終わり