No.375 平成11年( 1999 ) 4 月号
想い出を胸に秘め52年の校史に幕
鳥海中学校の開校により、52年間の輝かしい歴史に幕を下ろす各中学校。卒業生は3校あわせて、実に11,484人を数えました。最後となる卒業式、そして廃校式が行われ、在校生や教職員、同窓生などが母校に別れを告げました。 | |
各中学校で廃校式
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3中学校の廃校式が3月16日に直根中学校、18日に川内中学校、19日に笹子中学校でそれぞれの体育館で行われました。 式典には在学生や教職員、保護者、同窓生などが出席。また案内を受けた歴代の校長、教頭も出席し、久しぶりに訪れた校舎を懐かしそうに眺めていました。また、卒業生との再会に固く握手する姿も見られました。 はじめに原田町長が「これまで在校生、卒業生が築き上げてきた輝かしい伝統と栄光の歴史は、廃校後も長く保存することにしています。鳥海中学校でも各自が誇りを持って、輝かしい新たな1ページを飾れるように努力していただきたい」と式辞を述べました。 |
廃校後は有効活用 |
廃校となった各中学校は、有効活用のためにそれぞれ転用されることになります。 直根中学校は、直根小学校として生まれ変わります。今年度中に増改築工事を完成させ、来年4月からは転用した新校舎で学ぶことができます。 川内中学校と笹子中学校は、町の皆さんが学習や体力づくりを行えるように「生涯学習支援センター」として活用されます。生涯学習講座の受講生や体育協会の加盟団体など、町の皆さんが気軽に利用できるように整備します。また、各中学校の歴史や功績を展示するコーナーも設置する予定です。 母校が末長く保存され、有効に活用されることが期待されます。 |
活躍した部活動 |
直根中学校 伝統のある女子のソフトテニスと男女のスキーでの活躍がめざましく、郡市や全県での団体・個人の優勝は数多く、また、全国大会にも出場しました。 川内中学校 男女の卓球の活躍が顕著であり、野球が三度の全県出場を果たしたほか、相撲やスキー、バレーボール、吹奏楽など広く活躍。また、陸上競技では全国大会に入賞する選手も輩出しました。 笹子中学校 男女の卓球が伝統の笹子中は、特に女子卓球が郡市団体で連覇の継続中で、県大会においても団体、個人ともに優秀な成績を収めていました。そのほか相撲や駅伝、スキー、また吹奏楽などで活躍していました。 |