餃子購入額、浜松・宇都宮を破り初の日本一 宮崎の餃子の特徴とは
大野博
総務省が8日に発表した2021年の家計調査で、宮崎市の餃子(ぎょうざ)への年間支出金額が、全国の県庁所在市・政令指定市の中で初めて1位になった。餃子の名所として有名な浜松市、宇都宮市を抑えての「日本一」。業界や自治体の関係者は喜びに沸いた。
家計調査の支出金額の項目は、2人以上の世帯が生餃子や焼き餃子を店で買って持ち帰り、家庭で食べたケースが対象。外食や冷凍餃子の金額は含まれない。21年の宮崎市は4184円で、前年(3670円)より514円高く、浜松市の3728円、宇都宮市の3129円を上回った。100世帯当たりの購入頻度では、宮崎市が1031で、2年連続1位だった。
市内の餃子専門店や関連業者でつくる「宮崎市ぎょうざ協議会」はこの日、市役所で「報告会」を開いた。渡辺愛香会長(40)は餃子の絵入りの法被姿で「20年は支出金額3位と悔しい思いをしたが、念願の1位を獲得することができた。たくさん購入していただいた市民、県民のみなさんに感謝したい。素材をつくる農畜産業の方々を含め、全員で勝ち取った1位だと思う」と語った。
餃子愛「まさにジャイアント・キリング」
渡辺会長は市内の餃子製造・…