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国際
中国、アフガンで初の原油生産 影響力強化へ
2012.10.22 20:56
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【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタン鉱工業省は22日、中国の国有石油大手、中国石油天然ガス集団(CNPC)がアフガン北部ファルヤブ、サリプル両州にまたがるアムダリヤ川流域の鉱区で、原油の生産を開始したことを明らかにした。アフガンでの本格的な原油生産は初めて。
アフガン経済を支える大きな資源になるとの期待が高まる一方、中国の影響力が一段と強まることへの懸念が広がる可能性もある。
アフガンのシャフラニ鉱工業相はロイター通信に、「CNPCは日量1950バレルを採掘する。アフガンの自給力と経済的自立に向けた重要な助けとなるだろう」と意義を強調した。
CNPCは昨年12月、原油埋蔵量8千万バレルとされるアムダリヤの鉱区について、25年間の開発契約に調印した。年間150万バレルを採掘する。アフガン側が純利益の7割を獲得し、計70億ドル(約5600億円)の利益を得る見通しだ。
採掘した原油はトルクメニスタンで精製されるが、鉱工業省によれば、CNPCが2、3年以内にアフガンに製油施設を整備する。
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