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報道写真誌「DAYS JAPAN」が破産申請、セクハラ賠償で

報道写真誌「DAYS JAPAN」が破産申請、セクハラ賠償で

東京都世田谷区に本拠を置く出版社の「株式会社デイズジャパン」は、3月19日付で東京地方裁判所に自己破産を申請したと発表しました。

同社は、1988年から翌年にかけて「講談社」より発行された月刊誌の「DAYS JAPAN」を前身として、その雑誌に関わっていた人物らを中心に2003年に設立され、翌年に「DAYS JAPAN」を創刊しました。

DAYS JAPANは、戦争やテロ・民族問題をはじめ、東日本大震災や福島第一原発事故をはじめとする環境問題など、多様な社会問題についての報道写真を中心に構成され、ピーク期には2万部の発行部数を誇るなど高い評価を得ていました。

しかし、その後は出版不況に伴う発行部数の落ち込みで業績が悪化したことに加え、2018年12月に前代表のセクハラ行為が報道されるなど信用が大きく毀損していました。その間、DAYS JAPANを休刊した一方で、検証委員会を立ち上げてセクハラ行為についての調査を進めた結果、残余財産を上回る額の損害賠償請求がなされたことから、被害者に対して財産を公平に分配するため今回の措置に至ったようです。

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