2011年10月16日(日)
中央道 小仏に新トンネル検討 国交省、車線増やし渋滞解消
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週末を中心に慢性的に混み合う中央自動車道の渋滞解消に向け、国土交通省は、東京、神奈川の都県境にある小仏トンネル付近に、新たにトンネルを掘削する方向で検討に入る。渋滞の発生ポイントになっている小仏トンネルの車線を増やし、スムーズな通行を図るのが狙い。来年度予算に調査費を計上する方針で、山梨県内への観光客誘致や県民の首都圏への移動でネックになっている渋滞の抜本的解消に効果が期待される。
国交省は、首都圏の高速道路で土日を中心に渋滞が常態化している場所を改良するため、来年度予算に関係箇所の調査費を計上する。中央道は小仏トンネル付近が対象となっていて、現在の上り線(約2キロ)と下り線(約1・6キロ)のトンネルとは別に、新たにトンネルを掘削。現在の片側2車線、計4車線から、車線を増やすことを検討する。
年度内に関係機関による準備会を立ち上げ、来年度から具体的な検討に入る。2003年3月までに行われた中央道大月ジャンクション−上野原インター間の6車線化工事で、岩殿トンネル区間などは3車線のトンネルを新設。新しいトンネルを上り線、既存の上下線2本のトンネル(計4車線)を下り線として使用しており、こうした方法も踏まえ、工法を検討する。
トンネル区間では、急に暗い所に入る圧迫感から、ドライバーが一時的に速度を落とすため、渋滞の起点になるとされる。山梨県などの調査では、小仏トンネル付近を中心にした渋滞は最大で上り線が35キロ、下り線が40キロに達している。また、大月−相模湖インター間は渋滞時、通過するのに3倍の時間がかかるというデータもある。
中央道の渋滞解消に向けては、大月ジャンクション−上野原インター間を4車線から6車線に拡幅。渋滞は緩和されたものの、週末や連休中には小仏トンネルを先頭に長い車列ができる状況が続いている。
13年度には東名高速道と中央道をつなぐ首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の開通を控え、交通量のさらなる増加も予想されており、山梨県などが上野原インター以東の6車線化などを国に求めていた。
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