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【キューハチ】

  • PC-98
  • PC-9801
  • PC-9821
  • PC-98シリーズ
  • PC98-NX

 かつて、NEC(日本電気)が発売していたパソコンの名称(ブランド名)。

 初代98(キューハチ)が発売されたのは 1982年、最初は PC-9801シリーズだった。その後、PC-9821シリーズに変わった。正式な機種名は、PC-9821 の後ろにアルファベットや数字が付く。

 PC-98シリーズは、かつて国内シェア 50%以上を占めていて、国民機とまでいわれた。ところが NEC は、1997年9月に新しく PC98-NXというシリーズを発表。このとき、従来の PC-98シリーズとは違う、IBM互換機とほぼ同じパソコンに生まれ変わった。

 ただし完全にIBM互換機というわけでもなく、マイクロソフトやインテルが提唱していたPC97/PC98に準じた、新しいパソコンとされた。当初は多少の混乱もあったものの、その後発売された機種は、ほとんど PC98-NXシリーズに統一された。

 なお、PC-98シリーズは、その後も細々と受注生産されていた。これは、PC-98シリーズ専用ソフトなどを使っている企業に向けた措置だった。しかし、2003年9月に、その受注も終了された。

 最後の頃のPC-98シリーズは、事実上ウィンドウズパソコンの一員になっていた。そして、IBM互換機の仕様に、どんどん近づいてきていた。とはいえ、一部に98独自の仕様もあった。

 まず、キーボードが違った。そしてハードディスクなどの、ドライブの割り付け方(Aドライブ、Cドライブの順番)。それと拡張ボードを追加するとき、独自のCバス(汎用バス)という規格を使うことがあった。さらに、一部のウィンドウズ版ソフトの中に、PC-9800用とDOS/V用に分かれているものがあった。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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