ホーム |
防災気象情報 |
気象統計情報 |
気象等の知識 |
気象庁について |
案内・申請・リンク |
◎ リーフレット版「こんにちは!気象庁です!」【PDF形式:801KB】
- 内 容
- ◎ 全世界の海洋を監視するアルゴフロート
- ◎ 2月の気象〜黄砂の到来〜
「アルゴフロート」とは、海中を自動で浮き沈みして、海面から深度2,000mまでの水温と塩分を観測する機器(図1)で、「中層フロート」とも呼びます。このアルゴフロートは、全世界の海洋の状態を常に監視することを目指して2000年より開始された国際プロジェクト「アルゴ計画」において、日本(気象庁および独立行政法人 海洋研究開発機構等)をはじめ米国、フランス等20以上の国と地域の協力により、全世界の海洋への投入が進められています。
2007年10月末には、「アルゴ計画」の目標であった運用台数3,000台に達し、全世界の海洋内部の水温と塩分の分布が常時わかるようになりました。これまで観測が少なかったインド洋や、荒天で観測が難しかった冬季の高緯度海域からもほぼ均一に海洋データが入手できるようになり、今や、全世界の海洋の変化を知るためになくてはならない観測システムとなっています(図2)。
このアルゴ計画で取得された全世界の海面水温・海流の観測データは、エルニーニョ現象の監視や予測、季節予報の精度向上に役立てられています。なお、海洋の状況は気象庁ホームページ内の「海洋の健康診断表」ページ(http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/shindan/)で見ることができます。
日本への黄砂の飛来は、約9割が2月〜5月の期間に集中しており(図1)、「春の風物詩」と言われています。黄砂の発生源はゴビ砂漠、タクラマカン砂漠などの砂漠地帯や黄土地帯です。この時期、これらの地域では雪解けの後に露出した地面が乾燥し、まだ十分に植物が生えていないため、黄砂の発生要因となる砂塵嵐が発生しやすいことに加え、大陸から日本へ吹く西風などの条件が重なると、黄砂の飛来が多くなります。
黄砂が飛来すると、洗濯物や自動車が汚れるなど日常生活に影響が出るだけではなく、見通しの悪化によって、航空機の離発着に支障がでることもあります。また、中国や韓国など黄砂の濃度が濃い地域では呼吸器系への影響など健康被害も報告されています。
気象庁では、目視による黄砂の観測を全国85か所で行っています。2007年の観測によれば、2月23日に最初の黄砂が観測され、4月1〜3日と5月25〜28日には日本の広い範囲で黄砂が観測されました。特に4月2日は、全国85か所のうち65か所で黄砂が観測され、1日の観測地点数としては1967年以来、最多となりました。
また地域別に見ると(図2)、黄砂は発生源に近い西日本や日本海側を中心に観測されることが多いことが分かります。
気象庁では、黄砂の観測とともに、黄砂の飛来予測も行っています。これらの情報は、気象庁ホームページ内の「黄砂情報」ページ(http://www.jma.go.jp/jp/kosa/)に掲載しており、随時最新の情報に更新しています。また、交通機関や日常生活に大きな影響を及ぼすような黄砂を観測したり予測した場合は、注意を呼びかけるために「黄砂に関する気象情報」を発表していますので、併せてご活用下さい。
平成19年11月最大震度別/M別地震回数表 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
震度 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5弱 | 5強 | 6弱 | 6強 | 7 | 合計 |
回数 | 63 | 22 | 5 | 2 | 92 | |||||
M | M4.0〜4.9 | M5.0〜5.9 | M6.0〜6.9 | M7.0〜 | 合計 | |||||
回数 | 62 | 6 | 1 | 69 |
震度5弱以上を観測した地震及び津波を観測した地震はありませんでした。
全国で震度1以上が観測された地震の回数は92回、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は69回でした。
国土地理院のGPS観測結果では、全国の地殻変動について特に目立った変動は見られません。
噴火したのは、桜島及び諏訪之瀬島でした。
桜島では、南岳山頂火口でごく小規模な噴火が時々発生しました。
諏訪之瀬島では、29〜30日に御岳火口で爆発的噴火が発生したほか、小規模な噴火が時々発生しました。
三宅島では、多量の火山ガスの放出が続いています。
⇒ 最近の火山活動についての解説資料は、こちらをクリックしてください。
⇒ 詳しい地方別の火山に関する情報はこちら( 北海道地方 東北地方 関東・中部地方 九州地方 沖縄地方 )をクリックしてください。
前半は高温、後半は低温と気温の変動が大きかったが、月平均気温は平年並だった。
上旬には低気圧の影響を受け北日本の一部で、下旬には台風第23号の影響を受け沖縄で大雨となった。これらの地方を除くと少雨で、東日本太平洋側と西日本で顕著だった。
月半ばには寒気が入り、北・東日本の山沿いでは11月としては記録的な大雪に見舞われ、20地点(アメダスを含む)で11月の積雪の最大値を更新した。
高気圧に覆われることの多かった西日本では日照時間が多かった一方、高気圧の南の縁にあたり、暖湿気や前線、台風の影響を受けた沖縄・奄美では日照時間が少なかった。
11月の記録(1位更新のみ、*はタイ記録) | ||
---|---|---|
月降水量の多い記録(mm) | 青森 317.0、むつ 237.0 | |
月降水量の少ない記録(mm) | 松江 35.0、米子 30.0、厳原 0.0、平戸 3.0、福岡 13.0 | |
月最深積雪の大きい記録(cm) | 石巻 9* |
値の横に]がある場合には、月別値を求める際に使用したデータ(日別値)に欠測等、統計に用いなかった値が含まれている(資料不足値)
東シベリアからアラスカ北部にかけては、異常高温になりました。米国アラスカ州北部のバローでは月平均気温−10.1℃(平年差+8.2℃)でした。
バングラデシュでは11月15日に接近・上陸したサイクロン「シドル」により、3000人以上が死亡したと伝えられました(IRIN)。
ヨーロッパ西部は、高気圧に覆われることが多く異常少雨となりました。スペイン北部のサラゴサでは月降水量0mm(平年値29.9mm)でした。一方、バルト海沿岸からトルコでは、低気圧や前線の影響で異常多雨となりました。トルコ中部のニーデでは月降水量106mm(平年比320%)でした。
⇒ 世界の天候に関する詳しい情報は、こちらをクリックしてください。
このサイトには、Adobe社Adobe Readerが必要なページがあります。 お持ちでない方は左のアイコンよりダウンロードをお願いいたします。 |