中川財務相:陳謝、「機内で風邪薬、酒も…相乗効果で」

2009年2月16日 13時20分 更新:2月16日 14時10分

ローマでのG7記者会見について記者の質問に答える中川昭一財務・金融担当相=国会内で2009年2月16日午後0時54分、藤井太郎撮影
ローマでのG7記者会見について記者の質問に答える中川昭一財務・金融担当相=国会内で2009年2月16日午後0時54分、藤井太郎撮影

 中川昭一財務相は16日午後、国会内で記者団に対し、ローマで行われた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)終了後の記者会見で、時折、ろれつの回らない口調でやりとりしたことについて、「風邪薬を(ローマに向かう)飛行機の中で飲んだ。それが多めになってしまったことが原因。酒も飛行機で飲み、その相乗効果で誤解を招いたのは事実で申し訳ない」と陳謝した。同時に「会見前には飲んでいない」と強調した。

 自らの進退問題については「それは首相が判断することだ」と語った。

 この問題で、河村建夫官房長官は16日朝、中川氏から電話で事情を聴取し、「自己管理に努めるように」と注意した。河村氏は同日午前の記者会見で「極めて遺憾だ。風邪薬、体調、疲れなどが一体となって出た結果だと思う」と述べた。

 中川氏は先月の衆院本会議で行った財政演説で26カ所を読み間違え、議事録を訂正。この際も「飲酒が原因ではないか」と指摘されたが、政府高官は「腰痛の薬が原因だろう」と説明していた。【清水憲司、坂口裕彦】

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