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請負法制「無理ありすぎる」 御手洗氏、経財会議で発言

2006年10月18日23時41分

 御手洗冨士夫・日本経団連会長が、経済財政諮問会議で、請負の法制について「無理がありすぎる」と発言していたことが、18日公表された議事要旨でわかった。厚生労働省が違法な労働形態である「偽装請負」への指導を強めているなかで、あえて財界トップとして、現行制度が企業に厳しすぎることへの不満を表明したものとみられる。

 諮問会議は13日に開かれ、安倍首相や御手洗氏ら11人が出席した。要旨によると、偽装請負の判断基準に絡んで御手洗氏は、「請負の受け入れ先が仕事を教えてはいけないことになっており、矛盾がある」などと指摘。法律を守るのは当然としつつも、現行制度の緩和が必要と訴えた。

 御手洗氏は8月、偽装請負について「(企業側の)現状を見直す必要がある」と述べ、解消に向けた対策を経団連で検討する方針を示していた。

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