文字サイズ

    ありがとう3000万人

    • 節目を祝ってくす玉を割る式典の参加者たち(境港市の水木しげる記念館前で)
      節目を祝ってくす玉を割る式典の参加者たち(境港市の水木しげる記念館前で)

     ◇水木ロードで式典

     境港市出身の漫画家・水木しげるさんの妖怪ブロンズ像153体が並ぶ同市の観光名所「水木しげるロード」で4日、累計の入り込み客数3000万人突破を記念する式典が開かれ、水木さんの妻布枝さん(84)や妖怪の着ぐるみがくす玉を割って祝った。

     水木しげる記念館前で行われた式典には、「鬼太郎」や「猫娘」など着ぐるみ11体が勢ぞろい。大勢の観光客が見守る中、県立境高校書道部員が「先生に心動かされた私たちの想いは これからも永遠に」と書を書くパフォーマンスを披露し、来賓や部員たちがくす玉のひもを引くと「ありがとう3000万人突破」の垂れ幕が現れた。

     布枝さんは、昨年11月に亡くなった水木さんの遺影を抱いて参加し、「主人はこの場に一緒にいて喜んでくれていると思います。感無量の思いです」と感激していた。市観光協会の桝田知身会長は「次は、一日も早く5000万人を達成したい」と張り切っていた。

     水木しげるロードは1993年にブロンズ像23体で完成。2010年には連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が放送されて人気が高まり、年間372万人が訪問。5月20日に3000万人を突破した。

    2016年06月05日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    PR
    今週のPICK UP

    理想の新築一戸建て