昨シーズン王者のアル・ヒラルがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)から失格となることが決まった。
新型コロナウイルスの影響でカタールで集中的に開催されるACL西地区。そのグループ最終節が23日に行われ、グループBのアル・ヒラルはアル・アハリ・ドバイと対戦予定だった。しかし、昨シーズンのACL王者はGK3名を含めた11選手しかメンバーを用意できず、先発ラインアップはフィールドプレーヤー8人にGK1人、控えGK2人という異常状態に陥っていた。
カタール渡航後に受けた新型コロナウイルス検査で15選手から陽性が出たことが今回の事態の背景に。20日の本来はグループステージ突破が決まった第5節ではメンバーの頭数が揃ったものの、23日の試合の前に数選手がコンディション不良でプレーできないことを同クラブは発表していた。
しかし、最低でも13選手のスカッドを用意するというアジアサッカー連盟の規約違反に当たり、23日に予定されていたアル・ヒラル対アル・アハリ・ドバイの無効、さらにサウジアラビアのクラブが大会から失格となることが発表された。
これにより、これまで行われたグループステージ5試合がすべて無効となり、グループBはパフタコール、アル・アハリ・ドバイ、パディデーの3チームによる結果のみで順位が決定。上記2チームのノックアウトステージ進出が決まった。
なお、大量の新型コロナウイルス陽性者が出たことを受け、アル・ヒラルとサウジアラビアサッカー連盟はAFCに試合の延期を求めていたものの、この要求は通ることなく、23日を迎えることになっていた。
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