「ルミエール」跡に新映画館 秋田駅東口、来月開館

増田洋一
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 秋田駅東口のアルヴェ2階に、映画館「AL☆VE(アルヴェ)シアター」が12月25日、オープンする。映画ファンに13年間親しまれ、5月に閉館した映画館「ルミエール秋田」の跡地だ。新映画館の運営と上映作品編成は、「109シネマズ」で知られる東急系企業のサポートを受ける。

 アルヴェの民間棟を所有する秋田新都心ビルが18日、秋田市役所で記者会見を開いて発表した。五つあるスクリーンのうち、三つを各129席の映画館にする。残り二つはリモートオフィス拠点に整備中で、来年2月上旬ごろオープンする。

 新映画館は、シネマコンプレックス(一つの施設の中に複数のスクリーンをもつ映画館)中堅の東急レクリエーション(本社・東京都渋谷区)のサポートを受けて、秋田シネマ&エンターテイメント(秋田新都心ビルの子会社)が運営する。

 東急レ社は「109シネマズチェーン」として全国19カ所にシネコン(175スクリーン)を展開。「109シネマズ」は2018、19両年度の日本版顧客満足度指数調査の映画館業種で2年連続1位に選ばれている。

 上映する映画について、東急レ社の菅野信三社長はワーナーブラザースやディズニーといった米ハリウッドの大映画会社を挙げ、「来年はハリウッド作品が駅前で思い切り見られる」と話した。「国内作品も皆さんに見ていただけるように努力する」とし、「配給会社との力関係は、今までよりかなり対等にやれるはずなので、心配はいらない」と自信を見せた。(増田洋一)

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