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尾崎紅葉の碑が完成 熱海・観光関係者ら祝う

(2019/1/18 07:58)
完成した記念碑の前で「金色夜叉」の寸劇を披露する熱海芸妓衆=17日午後、熱海市のお宮の松前広場
完成した記念碑の前で「金色夜叉」の寸劇を披露する熱海芸妓衆=17日午後、熱海市のお宮の松前広場

 熱海の名を全国に広めた小説「金色夜叉(やしゃ)」の作者尾崎紅葉をしのぶ、第77回尾崎紅葉祭(熱海市主催)が17日、同市のお宮の松前広場で開かれた。広場内の「貫一・お宮の像」そばに紅葉の事績を紹介する記念碑が完成し、遺族や同市の行政、観光関係者らが除幕して設置を祝った。
 記念碑は台座部分が白御影石製で、高さ1・2メートル、幅2・25メートル。前面には紅葉の肖像写真の陶板と碑文を刻んだ黒御影石を取り付けた。台座部分は市、陶板と碑文は遺族が費用を負担した。
 斉藤栄市長らとともに除幕を行った紅葉の孫の尾崎伊策さん(85)=横浜市青葉区=は「遺族にとっても無上の喜び。記念碑を核として、真珠のような美しいまちを造り上げていただきたい」と語った。
 この後、熱海芸妓(げいぎ)衆が金色夜叉の中でも有名な貫一とお宮の別れの場面を寸劇仕立てで披露した。紅葉が生前使用した筆を納めた筆塚のある同市の湯宿一番地では、筆塚祭も実施した。

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