2011年4月7日10時27分
WBCトリプル世界戦(8日、神戸・ワールド記念ホール)に臨む日本人3王者と挑戦者が6日、神戸市内で記者会見し、「東日本大震災の被災者に勇気を届けたい」と口をそろえた。
フェザー級で初防衛を狙う長谷川穂積(真正)は「被災者からも『試合を楽しみにしている』と言われた。いい試合をしたい」。スーパーバンタム級で6度目の防衛がかかる西岡利晃(帝拳)も「大変な時期だが、3人そろって勝ち、日本人の強さを感じてもらいたい」と意気込んだ。スーパーフェザー級の粟生隆寛(帝拳)は「初防衛して日本を盛り上げます」。
また、WBCは元ヘビー級王者マイク・タイソン(米)ら、新旧世界王者のサイン入りグローブなどを日本ボクシングコミッション(JBC)に寄贈。今回出場する6選手がサインしたグローブと一緒に国内の主要興行で展示し、JBCがオークションを行って義援金に充てる。