「1999年のインテル戦でのゴールがなければ、俺は今頃、強盗やひったくりなどをする犯罪者になっていただろう。貧乏だったが何もできなかったし、生涯仕事には就かないと決めていたからだ」。19日に発売される初の自伝のなかでサンプドリアのFWアントニオ・カッサーノ(26)が衝撃の告白をしている。

幼少時代についてカッサーノは「近所の仲間とよく賭けカルチョをしていた。皆が俺をチームに欲しがった。そして俺がプレーするチームに1万、1万5000、2万リラを賭けるんだ。俺の育ったバーリの旧市街は、パトカーや救急車の盗難も頻繁にあった。17歳まで貧乏だった俺は、その後9年間裕福な生活を送っている。貧乏時代とイーブンにするためには後8年足りない。学生時代の通知表は「2」ばかりだった」とコメント。

恋愛については「真剣な恋愛は11年間で4回…。少ないよ。でもこれまで600から700人の女性と関係を持った。ビッグマッチの直前でもおかまいなしにね。ASローマ対ユベントス戦で4−0勝利を収めた時もそうだった。当時は多くの女友達がいたんだ。マドリー時代はもっと凄かった。ホテルに滞在していたこともあり、女性を自分の部屋に招待することは簡単だったよ」と振り返っている。