山口知事:入院先訪問の県議会議長に辞職願提出

毎日新聞 2014年01月09日 22時31分(最終更新 01月09日 22時52分)

山口県庁で報道陣の取材に答える山本繁太郎知事=県庁で2013年9月17日、吉川雄策撮影
山口県庁で報道陣の取材に答える山本繁太郎知事=県庁で2013年9月17日、吉川雄策撮影

 病気療養のため昨年10月末から入院している山本繁太郎・山口県知事(65)は9日、入院先の病院を訪れた柳居俊学・県議会議長に辞職願を提出した。14日にも臨時議会が開かれ、正式に山本氏の辞職が決まる。山本氏の在職期間は1年5カ月に満たず、戦後の九州・山口の公選知事では最短となる。次期知事選は2月6日告示、同23日投開票の日程で調整が進む見通し。

 柳居議長は、報道陣に「(知事は)健康回復に向けて療養に努めてきたが、なかなか思うような回復にならないということでご決断された」と話した。

 山本氏は2012年7月の知事選で初当選し、その直後から約40日間入院。一旦回復したが、昨年10月28日の佐賀市内の会合中に体調を崩し、山口県内の病院に入院している。

 次期山口県知事選では、自民党は総務省財政課の村岡嗣政・財政企画官(41)を擁立する方針。共産党などで構成する革新団体なども独自候補擁立を模索している。【尾村洋介、吉川雄策】

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