2006年3月31日 掲載
 
無安打、振るわず 開幕に不安「正直よくない」
 

3打数無安打に終わったヤンキースの松井選手=タンパ(共同)
 【ニューヨーク支局30日杉山圭一郎】(31日付夕刊)ヤンキースの松井秀喜選手は三十日、デビルレイズとのオープン戦に「5番・左翼」で出場し、3打数無安打だった。これで、最近5試合の打率は2割にも届かない1割8分8厘。開幕目前のふがいない内容に、本人も「正直言って、よくない。(バットの)芯(しん)にあたらない」と元気がなかった。

 第1打席は一死走者なしから、三球目を打ち上げて左飛。第2打席は151キロの速球に詰まって二ゴロ、第3打席はフルカウントからの内角ストレートに手が出ず、三振に倒れた。

 試合後、ヤンキースの選手とスタッフは一カ月以上過ごしたフロリダ州タンパから、空路で五時間離れたアリゾナ州に移動した。松井選手は黒のスーツに着替え、チャーター機に乗り込んだ。

 ヤンキースは三十一日、四月一日、アリゾナ州フェニックスでダイヤモンドバックスとのオープン戦に臨む。その後、カリフォルニア州オークランドに移動し、三日にアスレチックスとの開幕戦を迎える。

 
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