NEWS
| NEWS INDEXへ戻る |

週間リバウドW杯予選エクアドル戦で貫禄の2ゴール

4月27日
 ブラジル代表の一員として勝利したエクアドル戦での活躍をひっさげて、リバウドはスペインに帰ってきた。リバウドはブラジルの三得点のうち、2ゴールを決め、2002年のワールドカップに向け、一勝目をあげた。ドラマ性に乏しい内容だった試合の中で、リバウドは唯一、活躍をみせた選手であり、代表チームに対して手厳しいファンの批評からもチームを救った。試合開始から18分、振り向きざまのシュートを決めてリバウドはまず一点目を決めた。ブラジル1−エクアドル1の同点となった後も、ブラジルがもう一点を奪い、さらにリバウドは敵GKセバリョスのはじいたボールをゴールに押し込み、ブラジル3−エクアドル1で試合終了。

 先だっても「代表の試合すべてにリバウドを出場させる」と宣言しているブラジルのルシェンブルゴ監督は、リバウドの新たな活躍ぶりをみて、オリンピック代表にもリバウドを加える意向を示した。これを受けてリバウドは、シドニー大会でプレーできることに大きな期待と抱負を抱いている、とのコメントを発表。オリンピックでの優勝は、長い歴史を誇るカリオカ(ブラジル)サッカーが、いまだに獲得していない唯一のタイトルだ。

 しかし、リバウドがオリンピック代表に加わるとなると、所属クラブ、F. C.バルセロナにとっては大きな痛手になりかねない。リーガ・エスパニョーラの来シーズン、開幕から実に第十二節までを、クラブの看板ストライカー抜きで戦うことになるのだ。エクアドル戦を終えたリバウドは、余裕をもってスペインに戻ってきた。今週のクラブチームの練習には、一日も参加できなかった。バルサは今週末、リーグ優勝を賭け、アトレティコ・デ・マドリードとアウェイで対戦する。金曜夕刻、リバウドはブラジルからマドリードに直行、空港でバルサのメンバーの到着を待って合流した(注1)。
(注1:同日夕刻、ファン・ハール監督は、リバウドを翌日のリーグ戦には登録せず、翌週に控えるチャンピオンズ・リーグ準決勝(対バレンシア)に備えて休養するよう指示。この日の記者会見で、同監督は「選手達は皆、果 汁を残らず絞り取ったあとのレモンのように、疲労困ぱいだ。一週間に五試合もあるような無茶なスケジュールだぞ、君ら記者にはサッカーしている側の苦しみが分からんのだ!」と取材陣に噛みついた。)

 スペインに戻ったリバウドは、報道陣に対し、エクアドル戦では納得できるプレーができ満足している、と表明。そして、「今シーズンの残る試合でも、いい結果 の出せるプレーを目指すつもりだ」と述べた。さらに、本代表チームでともにプレーするアチルソンなら、バルサを補強するいいメンバーになれる、とコメント。アチルソンはフラメンゴ(ブラジス)でプレーする23歳の若手で、本代表で左サイドバックとしてロベルト・カルロスの後継者となる可能性を持つ。「彼は素晴らしい選手だ。バルサでプレーできる充分な素質がある」そうだ。

 

  リバウドのゴールシーン、など満載の「morelia2.comではリバウド使用済みシューズをプレゼント中!