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DDT「両国ピーターパン2010 ～夏休み　ああ夏休み　夏休み～」

日付	7月25日（日）
開始	16:00
会場	東京・両国国技館

ＨＡＲＡＳＨＩＭＡが関本を倒し王座を奪取
ディーノがＨＧとのゲイ対決で涙の劇勝

関本との死闘を制したＨＡＲＡＳＨＩＭＡがＫＯ－Ｄ無差別級王座を載冠した【t.SAKUMA】

　ＤＤＴプロレスリング２度目となる東京・両国国技館大会「両国ピーターパン２０１０～夏休みああ夏休み夏休み～」が２５日に開催され、超満員となる８８００人を動員。全試合終了後には早くも来年７月２４日に３年連続となる両国大会が発表された。
　メーンイベントではエースのＨＡＲＡＳＨＩＭＡが関本大介（大日本プロレス）を倒しＫＯ－Ｄ無差別級王座を奪取。関本の強烈なラリアット、ジャーマンスープレックスに何度も死線をさまよいながらも、スワンダイブ式の蒼魔刀で振りきり、２５分近くに及ぶ熱戦を締めた。
　昨年はメーンで敗れ、最後を締められなかった悔しさを晴らしたＨＡＲＡＳＨＩＭＡは「ＤＤＴ、プロレス界を突っ走る」とリング上で絶叫。自分が中心となってＤＤＴを引っ張っていくことを誓った。

　セミファイナルでは男色ディーノvs.ＨＧ＆ＲＧという究極のゲイ対決が実現。関西の学生プロレス時代から１５年間対戦を熱望していたＨＧとリングで向かい合ったディーノは、ＨＧといきなり熱いディープキッスをかわすと、チョコチョコと試合に割り込んでくるＲＧをＨＧのトラースキック＆ディーノの男色ドライバーという連係攻撃で失神ＫＯさせ、２人きりの世界に突入。学生プロレスの選手としても、エンターテイナーとしても常に自分の先を歩み続けていた憧れの先輩を前にディーノが感極まって号泣しながらも、欠場中の仲間たちの声援を受け、ＨＧの古傷を狙ったヒザ十字固めで勝利した。
　試合後、記者会見で「プロレス引退」を表明したＨＧに対しディーノが撤回を迫り、同じく復帰を待ち望む天龍源一郎からのビデオレターが流されると、ＨＧも「いつになるかはハッキリ言えないけど」と前置きしながらも、今後もプロレス界の盛り上げ役となることを約束し、「プロレス、フォーッ！」の掛け声とともにポーズを決めた。

ディーノがＨＧ＆ＲＧとの究極ゲイ対決に勝利、感極まって号泣した【t.SAKUMA】

　当初、飯伏幸太との１年３カ月越しのシングルマッチが予定されていた丸藤正道（プロレスリング・ノア）は、飯伏が練習中に肩のケガを悪化させたことを受け、急遽飯伏のパートナーであるオメガと対戦。序盤にオメガのニークラッシャーを受け、着地した際に右肩を痛打するアクシデントに見舞われ、ほとんど右腕が使えない状態に陥りながらも、エプロンでの不知火やトラースキックを繰り出し、オメガの雪崩式クロイツ・ラスという超危険技を耐えて変形ブレーンバスターで勝利。だが、試合後はテーピングで右肩をガッチリと固め、ノーコメントで病院へ直行した。

　この日はタッグのタイトルマッチ２試合が行われ、ＵＷＡ６人タッグ、自由が丘６人タッグ、日本海６人タッグの三冠統一戦では、６８歳のグレート小鹿、１３歳のりほ、８歳のミスター６号という超凸凹トリオが三冠統一王者に就任。また、ダークマッチとして行われた高木三四郎＆澤宗紀組vs.葛西純＆神威組によるＫＯ－Ｄタッグ選手権試合では、両国国技館の敷地全域を使い、会場の外階段や客席、お相撲さん用トイレや風呂などまで乱入してバトルを繰り広げた末、澤が風呂の中でのお卍固めで神威をギブアップさせてＶ７に成功。次期挑戦者には５チーム参加の決定戦を勝ち抜いたＭＩＫＡＭＩ＆タノムサク鳥羽のスーサイドボーイズが決定した。（文・高木裕美）

【関連リンク】
・大会詳報は携帯版スポーツナビでもチェック！
・７．２５両国大会で丸藤vs.飯伏一騎打ち、中西学も参戦（10.06.13）
・関本が飯伏を退けＶ３達成　7.25両国でＴＡＪＩＲＩvs.東郷（10.05.04）
・先輩・真壁の壁は厚く……ＨＡＲＡＳＨＩＭＡ奮闘もあと一歩（10.03.14）
・ＤＤＴ初の両国大会が大成功　飯伏が悲願のＫＯ－Ｄ王座初戴冠（09.08.23）

ダークマッチ　ＫＯ－Ｄタッグ選手権試合

[王者組] 高木　三四郎
澤　宗紀	○

１６分３０秒
お卍固め

	[挑戦者組] 葛西　純（ＦＲＥＥＤＯＭＳ）
●	神威（ＦＲＥＥＤＯＭＳ）

※第３１代王者組が７度目の防衛に成功

オープニング

第1試合　6人タッグマッチ

佐々木　大輔
高尾　蒼馬	○
平田　一喜

１１分２１秒
ダイビングギロチンドロップ
→片エビ固め

	入江　茂弘
	美月　凛音
●	彰人

第2試合　UWA6人タッグ、自由が丘6人タッグ、日本海6人タッグ　三冠統一戦

グレート小鹿（大日本プロレス）
りほ（アイスリボン）	○
ミスター６号（スポルティーバ）

１２分０２秒
くるくるりぼん

	ＫＵＤＯ
	ヤス・ウラノ
●	アントーニオ本多

※小鹿、りほ、６号組が３冠統一王者

第3試合　次期ＫＯ－Ｄタッグ選手権挑戦者決定戦　ガントレット方式（勝ち抜き戦）

ＭＩＫＡＭＩ	○
タノムサク鳥羽

１０分３９秒
ボルカニックボム
→片エビ固め

●	ポイズン澤田ＪＵＬＩＥ
	中西　学（新日本プロレス）

（1）［城西国際コンビ］松永智充、鶴見五郎（国際プロレス）
（2）［マッシブ・ブラザーズ］マッスル坂井、ハチミツ二郎（西口プロレス）
（3）［人間師弟コンビ］大鷲透、安部行洋
（4）［スーサイドボーイズ］ＭＩＫＡＭＩ＆タノムサク鳥羽
（5）［ワイルド・蛇イルド］ポイズン澤田ＪＵＬＩＥ＆中西学（新日本プロレス）
○ハチミツ二郎vs.松永智充●　５分３１秒　アンクルホールド
○安部行洋vs.マッスル坂井●　２分５秒　片エビ固め
○タノムサク鳥羽vs.安部行洋●　５分１４秒　ラ・マヒストラル
○ＭＩＫＡＭＩvs.ポイズン澤田ＪＵＬＩＥ●　１０分３９秒　ボルカニックボム→片エビ固め
※スーサイドボーイズが次期挑戦権を獲得

第4試合　シングルマッチ

ディック東郷

●

６分２２秒
グリーンミスト
→首固め

○	ＴＡＪＩＲＩ（ＳＭＡＳＨ）

第5試合　ノーＤＱキャプテンフォールマッチ

高木　三四郎
澤　宗紀（バトラーツ）
［ＤＤＴ軍キャプテン］中澤　マイケル	○

１４分０５秒
ファイヤーバードスプラッシュ
→片エビ固め

●	［ヤゴウ公国軍キャプテン］ヤゴウ・アズナブル
	ＭＡホシタンゴ
	アナベル・タロー

休憩明け

第6試合　シングルマッチ

ケニー・オメガ

●

２０分０６秒
変形ブレーンバスター
→エビ固め

○

丸藤　正道

第7試合

男色ディーノ

○

１４分１３秒
ヒザ十字固め

●	ＨＧ
	ＲＧ

第8試合　ＫＯ－Ｄ無差別級選手権試合

[王者]
関本　大介

●

２４分２１秒
スワンダイブ式蒼魔刀
→エビ固め

○	[挑戦者] ＨＡＲＡＳＨＩＭＡ

※関本が５度目の防衛に失敗、ＨＡＲＡＳＨＩＭＡが第３２代王者

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速報・結果

・7/30 大日本プロレス(後楽園H)
・7/25 DDT(両国国技館)
・7/25 全日本プロレス(後楽園H)
・7/24 ZERO1(後楽園H)

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