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プロ野球ドラフト会議 25日

 ドラフト会議は25日、東京都内で開催される。指名はプロ志望届を提出した高校生123人、大学生128人と社会人選手らが対象。指名有力選手を探った。

◆高校生 「三刀流」根尾の競合確実

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 高校生は今年の春夏の甲子園大会を連覇した大阪桐蔭の根尾昂が最も注目を集める。夏の甲子園は3本塁打を放った。主に遊撃手だが外野もこなし、150キロの速球が魅力の投手としても非凡な才能を披露する「三刀流」。中日とヤクルトが1位指名を公言し、他の複数球団もリストアップしており、競合は確実だ。

 今夏の甲子園大会で準優勝した金足農(秋田)の吉田輝星は、最速152キロの直球が持ち味の右腕投手。守備やけん制など細かな技術のセンスもあり、1位での指名が有力視される。大阪桐蔭で根尾とチームメートの藤原恭大は走攻守のそろった外野手。今夏の甲子園大会では3本塁打を記録した。1番打者を長く担えそうな逸材だ。

 遊撃の守備が華麗な小園海斗(兵庫・報徳学園)や、右の長距離砲の野村佑希(埼玉・花咲徳栄)の両内野手も1位指名の候補。渡辺勇太朗(埼玉・浦和学院)と引地秀一郎(岡山・倉敷商)の長身右腕投手は伸びしろが大きい。

 大阪桐蔭からは右腕の柿木蓮、左腕の横川凱の2投手も志望届を提出。根尾と藤原を含めて同一校から4人が指名されれば、高校生のチームとしては2001年の日大三(東京)以来となる。

◆大学生 東洋大150キロトリオ

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 大学生は右腕投手が中心となり、甲斐野央(東洋大)は1位指名が確実視される。150キロ台の直球を武器に大学日本代表でも活躍。東都大学リーグでは抑えを務めるが、先発の経験もある。東洋大からは1試合20奪三振でリーグ記録を塗り替えた上茶谷大河、187センチの大型右腕、梅津晃大も合わせ、球速150キロトリオがそろって指名されるかに注目が集まる。

 本格派の松本航、東妻勇輔(ともに日体大)も高評価。清水昇(国学院大)は多彩な変化球と安定感のある投球が魅力だ。左腕投手で抜きんでた存在はいないが、小島和哉(早大)鈴木翔天(そら、富士大)の名が挙がる。野手は左打者で走攻守そろった辰己涼介(立命大)が最有力。

◆社会人 生田目の単独指名も

 社会人は本格派の生田目(なばため)翼(日本通運)を、競合を避ける球団が単独指名する可能性がある。左投手は7月の都市対抗大会で補強選手として大阪ガスの初優勝に貢献した高橋拓已(日本生命)や長身の平尾奎太(ホンダ鈴鹿)が指名されるか。

 野手は右打ちの外野手で走攻守のレベルが高い笹川晃平(東京ガス)が上位指名候補に入りそうだ。

 

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