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【素顔の「江」42】大河ドラマの時代考証は「歴史のアリバイ工作」
徳川第2代将軍、秀忠の正室、江(ごう)の生涯を描く大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」。本日11月20日は、第45回「息子よ」が放送される。
竹千代(水原光太)の化粧事件は、徳川家中に大きな波紋を広げていた。理由を答えない息子に戸惑い、怒りを覚える江(上野樹里)。そんなぎくしゃくした親子のもとへ、家康(北大路欣也)が倒れたとの知らせが届く。江に送り出され見舞いに行く秀忠(向井理)だが、久方ぶりの再会にも父と子の会話は弾まない。そして江は、秀忠からの便りが来ないことに居ても立ってもいられず…。
今回はドラマ番組部で唯一、時代考証を行っているチーフディレクター・大森洋平氏(52)に話を聞いた。(産経デジタル・上坂元)
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大森氏はNHK入局後、古典芸能や文化番組のディレクターを担当。当時から「考証が必要な番組の制作が好きだった」という。平成11年にデータ情報部(当時)の考証班という部署に異動。大河ドラマには、「葵 徳川三代」(平成12年放送)から時代考証で関わっている。3年前にドラマ部に異動したが、演出はせず、ドラマだけでなくドキュメンタリー番組でも時代考証の仕事をしている。
放送局職員として時代考証を専門に担当しているのは(おそらく)日本でただ一人の人物で、NHK局内でも“生き字引”的存在の大森氏。ドラマ・ドキュメンタリー番組の制作支援用に作成した「考証メモ」は1万ページを軽く超える。その中でもよく使うものを「考証要集」としてまとめ、関係者に年2回配布している。この貴重な資料は、歴史を知らない人が読んでも楽しめるという。
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