顧問教諭に殴られ顔骨折 神戸・育英高校柔道部
神戸市長田区の育英高校(中島寛校長)で5月、柔道部の練習中に1年の男子生徒(16)が顧問の男性教諭(28)に殴られ、顔の骨を折る大けがをしていたことが11日分かった。
生徒は左目近くの骨が折れていたため手術し、約10日間入院したが、現在は登校している。同校と顧問教諭は生徒と両親に謝罪した。同校は教諭を処分する方針。
同校によると、5月12日夕、生徒が技術面での指導に従わないことに腹を立て、男性教諭が生徒の顔を数回殴ったという。同日夜、寮に戻った生徒が頭痛を訴え病院に運ばれた。別の病院で検査したところ、骨折が判明し手術が必要と診断された。一時は、左目が二重に見える症状もあったが回復した。
中島校長は「体罰は絶対に許されないことだ。教諭の指導を徹底し、再発防止に努めたい」としている。
同校柔道部は6月のインターハイ兵庫県予選で優勝した。OBにはシドニー五輪銀メダリストの篠原信一さんがいる。
【共同通信】
|