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美容師を夢見る真理、ギタリストを夢見る和彦。
かれらの気持ちを、理解できない巧。しかし、巧はとまどいながらも、かれらのことが気になってならない。
オルフェノクになって「ラッキー」と叫び、人間に復讐を誓ったはずの直也は、なお自分の夢を捨てきれずにいる。そんな直也の気持ちを、するどく見抜く結花。
美容師をめざす真理の前に、立ちはだかる挫折。そして、音楽学校に潜む真の敵。
巧も真理も直也も勇治も結花も啓太郎も和彦も、この8話の登場人物は、みんな、かわいく、せつなく、愛しいです。
そして、巧の今回の変身ほど、辛く悲しく、そして強い変身もありません。
『仮面ライダー』という番組の、仮面ライダーだから、“変身”して当たり前。
これ以上、何かを書こうとすると、正直泣いてしまうので、もう書けません。
この番組には、“チェックチーム”があります。 「こんな傑作を放送してしまったら、これが標準になってしまうじゃないか!」 今回ばかりは、彼らも愛しいです。(^^;
前回に引きつづき、大事な狂言回しアイテムが、ギター。
楽器店を回ったりして、ギターの勉強をした田崎監督。
「ギター」といっても、いろいろあるんだそうで、たとえばクラシックギターとタンゴとでは、奏法がぜんぜん違うのだそうです。
そんな平嶋さん、現場では、ギターをぐるぐる巻きで固定されたうえ、グリーンバックごしに弾かされたりしてます。 合成の位置合わせのため、監督自らデルマ(ダーマトグラフ)でモニター画面に線を。
「監督、このカット、弦をはずさないといけないのでは……?」
こともなげに言う監督。 みんなの思いが結集したギターシーン。さて、どんな映像に仕上がるでしょうか。
前回書かれていたように、この辺りのエピソードは、“2ライン並行”で撮影しています。
いろんなことがありました。 一番の大事件は、主役の半田くんが倒れたことと、カメラのいのくまさんが負傷したこと。
ある朝、半田くんが激痛に襲われ、救急車で病院に運ばれました。
もちろん、その日の撮影はストップ。
診断は食あたり。
その日に撮影したシーンの一つが、7話、巧がサラダをバリバリ食べまくるシーン。
いのくまさんが負傷したのは、やはり7話、オウルオルフェノクを追いかけた啓太郎の前を、学生たちが行き交うトラックバック。
移動車が段差に乗り上げ、転落。とっさにカメラをかばったいのくまさん、重いカメラの直撃を受けてしまいました。肋骨にヒビが入ってしまうほどの衝撃。
病院から帰ってきたいのくまさんは、 いのくまさんいのくまさん、そんなこと、お医者さんが言うわけないでしょう。(^^;
2ライン走らなければならないほどの過密スケジュール。
“新人”から大ベテランまで、『555』のキャスト&スタッフは、本当にすごい。頭が下がります。
前回、「田崎監督はA型?」とか書いてましたが、じつは AB 型でした。
で、意外な事実が判明。
演出陣では、田崎監督・石田監督・鈴村監督補が AB。
なんて冗談は、シャレになりません。
田崎監督は、石田監督と会った瞬間に「この人はAB」と、ピンと来たとのこと。
思わず「巨匠ウォッチャー」と名づけてしまったくらい、石田監督好きの田崎監督ですが、石田監督も田崎監督が好きで、「田崎ががんばってるんだから」「田崎はタフだ」「田崎は痩せないな(笑)」と、何かと「田崎田崎」いってます。 そういえば、東映テレビ部は、ABが妙に多いんだそうで。私(白倉)も武部も、入社したとき「またABが来た」といわれました。なんでも、1/3はABだとか? ……と、謎のAB型プロデュース陣が、血液型の話で盛りあがっているのをよそに、ひとり、黙々と働く宇都宮P。
「もしかして、A型?」
演出陣もプロデュース陣も、AB型多数を、ひとりA型が支える……という布陣になってるみたいです。
そして、それらを束ねるプロデュース陣のスマートレディは? と、濱田P@テレビ朝日(北海道出張中)にも聞きました。
「もしかして、O型ですか?」 |